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平成30年度 校内研究について (概要)

1 研究主題・副主題

研究主題:主体的に学びに向かう児童の育成

研究副主題:教師力の向上を通して

2 研究主題設定の理由

本校では,平成27年度から2年間,甲府市教育委員会から少人数指導の試行校として指定を受け,2学級に対し,担任と臨時教育職員を含めた3人の教師が指導にあたり,算数科における授業改善に取り組んだ。一昨年度は,研究主題を「自ら考え,進んで表現する児童の育成」として,より表現力に重点を置き,さらに習熟度別少人数指導の実践を行う中で,「個に応じた指導(少人数指導)の充実」を目指した。習熟度に応じたきめ細かい指導と,児童の実態に合わせた指導法により,生き生きと活動する児童の姿を見取ることができたとともに,ペアやグループ,学級全体に向けて伝え合う場や機会をつくることで,児童に表現することのよさを感じさせることができた。 一方で,表現力については,学年の段階を考慮しても未熟さが目立ち,特に,話す・聞くという活動において個人差が大きく,その上「自ら」という積極性においても課題があったことから,昨年度は話す・聞く活動の指導方法の工夫改善を重点的に行い,国語科における学び合いの充実を図った。そこでは,学びたいという意欲をもたせること,他者とのつながりをもたせる上で,課題設定の工夫,発問の工夫,及び「話す」時と「聞く」時の視点の明確化の3点が柱になることが明らかとなった。また,話す・聞く経験を意図的に仕組むことで,それらの良さを知り,話そう・聞こうという意識をもたせることにもつながった。しかしながら,研究の成果が,特定の教科や授業によってのみの場合に限られるという課題が挙った。そして,この課題に付随する形で,校内研究の在り方を模索する必要が見出された。一つの例として,ブロックを中心に研究を進めることは,該当学年の児童の実態に即した検討や検証が行われるというメリットがある反面,校内全体で論議を重ねることが難しい。校内研究の深まりのためには,より多くの意見や考えの共有が必須であり,研究の方法や組織についても捉え直す必要がある。また,校内研究の在り方を模索する上で,今日的な時代背景を切り離すことはできない。グローバル化による社会の多様化,急速な情報化や技術革新による人間生活の変化,少子高齢化による生産年齢人口の減少など急激に進む様々な変化に加え,人工知能の飛躍的な進化などがその一端として挙げられる。その上で,学校教育には子供たち一人ひとりが個性と能力を最大限に生かして自立し,様々な変化に積極的に向き合い,他者と協働して課題を解決していくことや,様々な情報を見極め知識の概念的な理解を実現し,情報を再構成するなどして新たな価値につなげていくことが求められている(文部科学省,2017:山梨県教育委員会,2017)。これは,子供たちに限ったことではなく,我々教師にも同様のことがいえる。つまり,学校教育に求められる上述の内容の実現に向けて,教職員一人一人が個性と能力を最大限に生かして自立し,多様な価値観や考えを有する他者と協働し,新たな価値を創造していくべきである。さらに,学校教育現場においては,年齢構成や経験年数の不均衡が生じ,従来の学校組織に置いて自然に行われてきた知識及び技術等の伝達が困難となっている。加えて,OECD国際教員指導環境調査(TALIS)では,「日本の教員の長時間勤務」「研修意欲と参加を妨げる障壁とのギャップ」「教職員が学び合う風土の確立による好影響」が主な結果として挙げられている。そのような中で,中央教育審議会は,「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について(答申)」(平成27年12月21日の第104回総会)をとりまとめており,校内研究においてもやはり,このチーム学校の実現に集約されるように,組織的・協働的に取り組むことが不可欠であり,かつ効率的で無駄のないものとなることが求められる。中央教育審議会(2016)は,今日の子どもの課題として,「学ぶことと自分の人生や社会のつながりを実感しながら,自らの能力を引き出し,学習したことを活用して社会や生活の中で出会う課題の解決に生かしていくという面から見た学力には,課題がある」としている。これを受け,新小学校学習指導要領の改訂の経緯及び基本方針の中で,学習内容を人生や社会の在り方と結びつけて深く理解し,これからの時代に求められる資質・能力を身につけ,生涯にわたって能動的に学び続けることができるようにするために「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の推進」の必要性が述べられている(文部科学省,2017)。本校の児童の実態を照らしてみても,「自ら」という積極性に課題があり,昨年度の研究において,学びたいという意欲をもたせることに力点を置いて取り組んだ経過がある。よって本年度は,昨年度の研究を踏まえる中で,「主体的に学びに向かう児童の育成」を研究主題とした。また,その実現に向けて,既述の校内研究の在り方に関わる課題を鑑み,教職員一人ひとりが自分の考えや知識を持ち寄り,考えを深め,統合することで解を見出し,情報を再構成するなどして新たな価値につなげていく中で,教師力を向上させていくことから迫っていきたい。

3 研究目標

教師がアクティブ・ラーニングを体験することによって,

教師力の向上をめざす

4 研究内容

(1)グループエンカウンターといった,グループワークの方法について,

文献や講師の招聘により,理解を深める。

(2)希望者による提案を行い,それを全体で共有し,体験や発見を通して

教師力を高め合う。

(3)教師の「教師力」の捉え方を,OPPAを用いて検討する。

(4)全員が一人一実践を行い,教師力の向上について,検証報告を行う。

 5 研究の進め方

(1)教師力の変容を捉える手立てについて

(2)運営の役割について

・提案者の実践報告にかかわる準備に携わる

・提案者の実践報告における時間の管理を行い、進行を務める

・提案者の実践報告の記録を行う(写真も含む)

(3)企画書について

・提案者名 ・タイトル ・希望日 ・所要時間 ・場所

・運営に準備してほしいもの ・個人に持参してほしいもの ・その他